醜悪なる売国奴と懸念

 雨で現場が中止となり、テレビをつけてみれば、ウクライナや中東の悲惨な戦争の様子が目に入ってきた。あの地域に比べれば、日本に住んでいることがいかに恵まれたことかと思う。ウクライナガザ地区も、強大な隣国と陸続きだから、いざ攻め込まれたらひとたまりもない。

 ウクライナEUアメリカの軍事支援で何とか交戦できているが、東部からクリミア半島にかけての地域は、ほとんどロシアに占領されてしまっている。

 隙があらば、他人の土地でも奪い取るというのは、ロシアや中国の常とう手段だ。どんなこじつけた理屈でも構わない。力の空白に付け込んで攻め込み、占領を既成事実化し、相手を非難し泣き寝入りさせる。

 日本は自衛隊が強力で、米軍が後ろ盾になっているから、いまのところ簡単には手を出せないでいるだけだ。

 だが、もしも再び、民主党鳩山由紀夫級の馬鹿が出てきて総理になって、アメリカとの関係をこじらせて、中国に媚びへつらいをやりだしたら、尖閣諸島どころか、沖縄、九州あたりまで中国に占領されることも、あり得るのではないだろうか。

 ルーピー鳩山が元総理という肩書で、中国や韓国を訪れては、赤い絨毯をひいて文字通り“土下座”をして回っている姿は、見るだけでもおぞましく、胸糞悪く、吐き気さえしてくる。まるで売国奴の見本のような男だ。

 日本の政府はなぜ鳩山を外患誘致罪で逮捕しないのか。あの馬鹿の行動をあえて野放しにしているということは、日本政府に無制限の謝罪の意図があるからだと、諸外国に誤解を与えてしまうのではないか。

 あの鳩山の行動と土下座画像は、いざ日本の沖縄や対馬が占領されて、中国や韓国の軍隊が居座ったような場合に、折にふれ領土的野心を隠さない彼らに、都合のいい口実を与えてしまうことになるのではないか。

 彼らが「日本の元総理が土下座してまで謝罪し、賠償として約束した土地だし、当時の日本政府は鳩山氏の行動に対して暗黙の了解を与えていたではないか」と言って反論し、世界にアピールすれば、ああやはり日本が悪かったのではないか、となるのではないだろうか。

 EUアメリカも、ウクライナの東部がどちらの所属になろうが、ウクライナ自体が消滅でもしない限りは、たいして関心はないように思える。同じように沖縄や対馬が中国や韓国の領土になったところで、同盟国のアメリカでさえそれで妥協せよという態度をとるかもしれない。

 それにしても、鳩山由紀夫のあの醜悪極まりない姿は、「将来日本が中国や韓国に占領されたおりには、日本国民はどうなっても構いませんから、どうか私と一族の命だけはお救い下さい」と、惨めに命乞いをしているようにしか見えない。

 しかし、そういう売国奴は、媚びを売った相手からも結局は見捨てられるのだ。